歯が抜けたままにしておくことで生じる問題とは?|祐天寺の歯医者|祐天寺歯科

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歯が抜けたままにしておくことで生じる問題とは?

投稿日:2024年4月11日

カテゴリ:祐天寺歯科スタッフブログ

歯が抜けたままにしておくことで生じる問題について

歯が抜けたままにしておくことで生じる問題

祐天寺駅すぐの歯医者「祐天寺歯科」の歯科衛生士です。

虫歯や歯周病、事故などで歯を失い、歯が抜けたままの状態で放置しているという方も少なくありません。実際、奥歯であれば目立ちませんし、1本であれば食事に関してもそこまで困らないと思います。しかし、歯は全部揃っていることによってバランスが保たれているため、例え1本だけでもない状態が続くと、バランスが乱れ、見た目や噛み合わせをはじめ、身体全体にも悪影響を及ぼす可能性があります。

では実際、歯がない状態が続くとどのような問題が生じるのか?今回のブログでは、歯が抜けたままにしておくことで生じる問題についてお話ししたいと思います。

周囲の歯が傾いてくる

歯は隣接する歯同士が支え合うことによって、現在の位置に留まっています。歯が1本でも抜けてしまうと、空いたスペースに周囲の歯が傾いたり、移動したりします。長期的に歯のない状態が続くと、隣接する歯以外の歯も傾きだすため、噛み合わせが悪化する可能性があります。

対向歯が伸びてくる

歯が抜けたままの状態が長くなると、咀嚼時に噛み合う歯がなくなった対向歯が少しずつ伸びてきます。一部の歯だけが伸びてしまうと、お口全体の噛み合わせのバランスに悪影響を及ぼす可能性があります。

特定の歯だけに負担が大きくなる

親知らずを除くと、永久歯は全部で28本あります。咀嚼時はこの28本の歯に力が分散されることで適切な噛み合わせを維持しています。しかし、1本でも歯がなくなってしまうと、その周囲の歯だけに負担が大きくなるため、トラブルが起こりやすくなったり、将来的な喪失リスクも高くなってしまいます。

歯並び・噛み合わせが悪くなる

前途のように歯を失ったままの状態にすると、空いたスペースに歯が倒れ込んだり、移動したりするため、少しずつ歯並びや噛み合わせが悪くなってしまいます。歯並びや噛み合わせが悪くなると、虫歯や歯周病、歯根破折や顎関節症など、様々なトラブルリスクが高くなるため、結果的に歯の寿命を縮めてしまいます。

発音や滑舌が悪くなる

歯がないままの状態だと、空いたスペースから空気が抜けて発音がしづらくなったり、滑舌が悪くなったりするため、円滑なコミュニケーションができなくなり、日々の生活に支障をきたす可能性があります。

顔が歪む・しわやたるみの原因になる

歯が失うと、咀嚼がしづらくなるため、歯がきちんと生えている方ばかりで咀嚼することが増えます。噛む歯が偏ってしまうと、噛み合わせはもちろん、お口周辺の筋肉のバランスも悪くなるため、顔が歪んだり、しわやたるみの原因となります。

認知症になりやすくなる

脳は噛む刺激によって活性化されます。実際、残存歯が少ない人ほど認知症になるというデータもあるため、歯を失って噛む力が弱くなってしまうと、将来的な認知症リスクが高くなる可能性があります。

顎の骨が退縮していく

歯が抜けたままの状態で長期間放置すると、咀嚼時の刺激が顎骨に伝わらなくなり、その部分の骨が少しずつ退縮していきます。インプラント治療では人工歯根を顎骨に埋め込むため、骨の厚みや状態がとても重要となります。顎骨の厚みや状態が不十分な場合は治療自体が難しくなることもあるため、治療の選択肢が狭まってしまう可能性があります。

歯が抜けたまま放置すると、上記のように様々な問題を引き起こす可能性があります。見た目や日々の生活に支障がないからと軽視せず、できるだけ早く治療を受けるようにしましょう。

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