親知らずはいつ生えてくる?時期・症状・受診すべきタイミング
こんにちは。目黒区五本木、東急東横線「祐天寺駅」より徒歩4分にある歯医者「ただなわデンタルクリニック祐天寺歯科」です。
親知らずは生える時期や生え方に個人差があり、痛みや腫れを伴う場合もあります。そのため、奥歯のあたりに違和感を覚えると「もしかして親知らずが生えてきたのかも」「受診は必要?」と不安になる方も少なくありません。
この記事では、親知らずが生えてくる時期や生える際に起こりやすい症状、受診すべきタイミング、そして抜歯が必要となるケースについてわかりやすく解説します。奥歯の違和感が気になり始めた方は、受診の判断材料として参考にしてみてください。
親知らずはいつ生えてくる?

親知らずは永久歯の中でもっとも遅く生えてくる歯で、正式には第三大臼歯と呼ばれます。
一般的には10代後半から20代前半に確認されるケースが多いものの、25歳以降に生えてくる方もおり、時期にはかなり幅があるといえます。自分では気づかないうちに生えていることもあり、歯科医院でレントゲンを撮った際に初めて存在に気づく方も少なくありません。
また、親知らずは上下左右に1本ずつ、最大で計4本生えますが、実際には人によって生える本数は異なります。4本すべて生えそろう方もいれば、1本も生えてこない方もいます。
さらに、歯茎の中に埋まったまま表面には出てこない埋伏歯として存在するケースも多いため、本数は見た目だけでは判断できません。親知らずの有無を確実に知るには、レントゲン撮影が必要です。
親知らずの生え方
顎の骨が小さく親知らずが生えるスペースが不十分な場合、親知らずは斜めや横向きに生えてくることがあります。横向きに生えた親知らずは、手前の第二大臼歯を圧迫するため、痛みや隣接歯への影響が生じることがあります。
また、途中まで生えた状態で止まる半埋伏の状態になると、歯と歯茎の間に汚れが溜まりやすく、炎症や腫れなどのトラブルにつながることもあります。
親知らずが生えるときに起こる症状

親知らずが生えはじめる時期には、さまざまな不快な症状が現れることがあります。すべての方に症状が出るわけではありませんが、奥歯の周辺に違和感を覚えたときは、親知らずが関係している可能性も考えられます。
ここでは、特に起こりやすい症状を確認していきましょう。
歯茎の痛みや腫れ
もっとも多くみられるのが、親知らずの周囲に起こる歯茎の痛みや腫れです。歯が歯茎を押し分けながら生えてくるため、生えかけの段階では炎症が起こりやすく、触れると痛みを感じることがあります。
炎症が強くなると歯茎だけでなく周囲にも炎症が広がり、顎や頬に腫れが及ぶ智歯周囲炎へ進行することもあります。この状態では口が開けにくくなったり、飲み込む動作がつらくなったりするため、日常生活に影響が出ることもあるでしょう。
悪化を防ぐためにも、気になる症状がある場合は早めに歯科医院へ相談することが大切です。
口臭や虫歯リスクの上昇
半分だけ歯茎から顔を出している親知らずは、歯ブラシの毛先が届きにくく、食べかすや歯垢が溜まりやすい状態になりがちです。清潔に保ちにくい状態が続くと細菌が増え、虫歯や歯茎の炎症、口臭の原因になることがあります。
さらに、親知らずが虫歯になった場合、隣の歯にまで虫歯が広がることもあります。歯列の最も奥という磨きにくい位置にあるため、通常のブラッシングでは十分にケアしきれず、気づかないうちに状態が悪化しているケースも少なくありません。
親知らずが生えてきたらどうする?

親知らずが生えはじめる際、痛みや腫れが出ることもあれば、軽い違和感だけで過ぎることもあります。まずは、奥歯のまわりにどんな変化があるかを意識してみましょう。
ただし、違和感が続く・痛む・腫れる・口が開けにくいといった症状がある場合は、自己判断で様子を見続けず、早めに歯科医院へ相談してください。親知らずの生え方は個人差が大きく、見た目だけでは状態を判断しにくいためです。
セルフケアを丁寧に行う
親知らずの周囲は歯ブラシが届きにくいため、通常のブラッシングに加えてタフトブラシを併用すると、親知らず周囲の清掃がしやすくなります。また、洗口液を併用することで細菌の増殖を抑える効果が期待できます。
ただし、これらはあくまで予防や軽い症状の緩和を目的としたケアです。すでに痛みや腫れがある場合は、セルフケアで無理に対処しようとせず、歯科医院へ相談しましょう。
歯科医院を受診する
次のような症状がある場合は、早めに受診するようにしてください。
- 歯茎が腫れてズキズキ痛む
- 口が開けにくい
- 頬や顎の下まで腫れが広がっている
- 親知らずや隣の歯がしみる、痛む
- 歯並びに変化を感じる
これらは智歯周囲炎や虫歯の進行が疑われるサインで、放置すると症状が悪化する可能性があります。「もう少し様子を見よう」と考える方は少なくありませんが、口の中のトラブルは進行が早く、先延ばしにするほど治療の負担が大きくなる可能性があります。
歯科医院では、問診や視診に加えてレントゲン撮影を行い、親知らずの生え方や向き、周囲の歯や骨への影響を確認します。埋まっている親知らずの場合は、CT撮影で神経との位置関係を詳しく調べることもあります。
こうした検査をもとに、抜歯が必要かどうか、抜歯する場合はどのような方法が適切かを判断します。
親知らずは抜歯したほうがいいのか

親知らずが生えてきたからといって、必ずしもすぐに抜かなければならないというわけではありません。抜歯が必要かどうかは、親知らずの生え方や周囲の状態によって判断が異なります。
抜歯が勧められるケース
抜歯が必要と判断されるのは、親知らずが斜めや横向きに生えて隣の歯を押している場合や、炎症を繰り返している場合、親知らず自体が虫歯になっていて治療が難しいケースです。埋まった親知らずの周りに嚢胞ができている場合も、抜歯を勧められるケースがあります。
これらの状態を放置すると、周囲の歯や顎の骨に影響が及ぶ可能性があるため、早めに対応する必要があります。
必ずしも抜かなくてよいケース
親知らずがまっすぐ正常に生えていて歯磨きがきちんとできている、虫歯や炎症がなく、噛み合わせにも問題がない場合は、無理に抜かなくてよいこともあります。将来的にブリッジや入れ歯が必要になった際に利用できる可能性もあるため、保存を選ぶことも一つの考え方です。
ただし、この場合も定期的な検診とケアを継続することが前提です。変化があればすぐに対応できるよう、定期的に経過を観察してもらうことが重要です。
抜歯のタイミングと注意点
抜歯は炎症が落ち着いている時期に行うのが一般的です。急性炎症があると麻酔が効きにくく、術後のリスクも高まるため、まずは炎症を抑えてから抜歯を検討します。
また、下顎の親知らずは、顎の中を通る太い神経(下歯槽神経)の近くにあることがあり、術前にCTで位置関係を確認することで、安全性を高められます。抜歯後は、適切な処置と安静が回復を助けるため、歯科医師の指示に沿ってケアを続けることが大切です。
まとめ

親知らずは10代後半から20代前半に生えてくることが多いものの、生えてこない方や歯茎の中に埋まったままの方もいます。生えはじめの時期には、歯茎の痛みや腫れ、虫歯リスクの上昇など、さまざまな変化が起こることがあります。
しかし、こうした変化にも個人差が大きく、症状がほとんど出ない方もいます。症状がない場合は必ずしもすぐに受診するべきとは限りませんが、痛みや腫れ、口が開けにくいといった変化が出たときは、早めに歯科医院へ相談することが大切です。
抜歯が必要かどうかは生え方や周囲の状態によって異なるため、気になった段階で歯科医師に相談するようにしましょう。
親知らずの状態にお悩みの方は、目黒区五本木、東急東横線「祐天寺駅」より徒歩4分にある歯医者「ただなわデンタルクリニック祐天寺歯科」にお気軽にご相談ください。
当院では、皆様と真の信頼関係を築くために、初診のカウンセリングから精密な治療、治療後の予防・クリーニングに至るまで、すべての時間を歯科医師が一貫して担当しています。虫歯・歯周病治療だけでなく、矯正治療やインプラント治療などにも力を入れています。

■この記事の監修者
忠縄 龍哉(ただなわ たつや)
経歴
- 愛知学院大学歯学部 卒業
- 日本大学歯学部付属歯科病院にて勤務
- 都内歯科医院にて地域医療に従事(訪問診療含む)
- 都内大型医療法人インプラントセンターにて勤務
- ただなわデンタルクリニック下北沢歯科医院 開院
- ただなわデンタルクリニック祐天寺歯科 開院
修了研修・学会等
- 日本口腔インプラント学会 所属
- 日本顎咬合学会 所属
- 日本審美歯科学会 所属
- UCLAインプラントプログラム 修了
- サイナスリフトオペプログラム 修了
- ノーベル・バイオケア 認定
- オステムインプラント臨床研修歯科医院
- インビザライン矯正認定ドクター

