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歯のコラム

歯周外科治療とは?治療が必要なケースと注意点、費用も解説


こんにちは。目黒区五本木、東急東横線「祐天寺駅」より徒歩4分にある歯医者「ただなわデンタルクリニック祐天寺歯科」です。

歯周病は、初期段階では自覚症状が少ないため、気づかないうちに進行していることが多いです。重症化すると歯を支える骨が溶け、最終的には歯の喪失につながることもあります。こうした深刻な状態に対処するために行われるのが、歯周外科治療です。

この記事では、歯周外科治療とはどのような治療なのかを解説します。治療が必要なケースや治療後に気をつけるべきことについても解説しますので、ぜひ参考にしてください。

歯周外科治療とは

歯周外科治療を行う様子

歯周外科治療とは、歯周病の進行によって破壊された歯ぐきや顎の骨を、外科的な処置によって改善・再生させる治療のことを指します。歯周病は、歯と歯ぐきの境目に歯垢や歯石が蓄積し、歯ぐきに慢性的な炎症が起こる病気です。進行すると歯を支える骨が溶け、歯がぐらぐらして抜け落ちることもあります。

初期段階であれば、スケーリングやルートプレーニングといった歯垢や歯石を取り除く処置で対応できます。しかし、中等度から重度に進行すると歯周ポケットが深くなり、汚れを完全に除去できなくなります。そこで、歯ぐきを切開して直接歯根や骨の表面にアクセスし、徹底的に感染源を取り除くのが歯周外科治療です。

歯周外科治療の種類

フラップ手術中の口腔内

歯周外科治療には、大きく分けてフラップ手術と歯周組織再生療法の2つがあります。ここでは、それぞれについて解説します。

フラップ手術(歯肉剥離掻爬術)

フラップ手術は、重度の歯周病で、歯と歯ぐきの間にできた深い歯周ポケットの中まで清掃器具が届かない場合に行われる治療です。歯ぐきを切開して歯根や歯槽骨を露出させ、付着した歯石や感染組織を直接目で確認しながら徹底的に取り除きます。その後、歯ぐきを元の位置に戻して縫合します。

歯周ポケットの深さを浅くして再感染のリスクを下げ、歯の寿命を延ばすことが目的です。フラップ手術は基本的に局所麻酔で行われるため、手術中の痛みはほとんどありません。

歯周組織再生療法

歯周組織再生療法とは、歯周病によって失われた歯槽骨や歯周組織の再生を促す治療法です。代表的なものとして、メンブレンと呼ばれる人工膜を使用するGTR法と、タンパク質製剤を用いるエムドゲイン法があります。

GTR法では、メンブレンを使用して歯肉の侵入を防ぎ、骨や歯根膜などの歯周組織の再生を誘導します。エムドゲイン法では、歯の発生過程で必要なタンパク質が主成分の薬剤を歯根部分に塗布することで、歯周組織の再生を促します。

いずれの方法も、失われた骨や組織を回復させることで歯の安定性を高め、長期的な歯の保存を目指す治療法です。

歯周外科治療が必要となるケース

歯周外科治療が必要となるケースを紹介するイメージ

歯周病になると、まず器具で歯石を取り除く歯周基本治療を行うのが一般的です。歯周外科治療は、歯周基本治療を行っても改善がなかった場合に検討されます。主に、歯周ポケットが深くなっていたり、歯を支える骨が溶けていたりする場合が挙げられます。

歯周ポケットが深くなると、歯ブラシや専用の器具が届かない部分に歯石や細菌が蓄積しやすくなります。器具で歯石を取り除く歯周基本治療では汚れを十分に取り除けないため、フラップ手術が必要となります。

また、歯を支える歯槽骨が溶けて失われている場合も、歯周外科治療が検討されるケースです。骨の吸収が進んでいると、歯がぐらつき、最終的には抜歯が必要になるリスクが高まります。こうした場合、歯周組織再生治療によって骨の回復を目指します。

歯周外科治療の費用

歯周外科治療の費用のイメージ

歯周外科治療の費用は、治療の種類や対象となる歯の本数、使用する薬剤などによって異なります。フラップ手術は保険が適用される場合が多く、3割負担で2,000円〜7,000円程度が目安です。

一方、歯周組織再生療法は使用する材料によって自費診療になる場合、GTR法は保険適用(3割負担)の場合5,000円〜1万5,000円程度、自費の場合5〜10万円程度が目安です。エムドゲイン法は自費診療となり、1歯あたり7〜10万円程度が相場とされています。

歯周外科治療は基本的に複数回の通院が必要になり、術前の検査費用や術後のメンテナンス費用も含めると、トータルの費用はさらに高くなる場合があります。治療を始める前に、歯科医院で費用の内訳や保険適用の有無について確認しておくことが大切です。

歯周外科治療の注意点

術後に痛みがでた男性

歯周外科治療を受ける際には、治療効果だけでなく、注意すべき点も事前に理解しておくことが大切です。ここでは、歯周外科治療を受ける前に知っておきたい注意点について解説します。

術後に腫れや痛みが生じる場合がある

歯周外科治療は外科的な処置であるため、術後に腫れや痛み、出血が生じることがあります。多くの場合は数日〜1週間程度で落ち着きますが、症状が強い場合は処方された鎮痛剤を服用して対処します。また、術後に感染が起こるリスクもあるため、処方された抗生物質は指示通りに服用することが重要です。

術後の経過が心配な場合や、痛みや腫れが長引く場合は、自己判断せず早めに歯科医院に相談しましょう。

保険が適用されない場合がある

歯周外科治療には、保険が適用される場合と自費診療となる場合があります。フラップ手術は保険適用となることが多いですが、歯周組織再生療法などは自費診療となるものもあるため、費用が高額になりやすいです。

保険適用の有無や費用については、治療を始める前に歯科医師に確認しておきましょう。

すべての症例に対応できるわけではない

歯周外科治療は、すべての患者さまに実施できるわけではありません。歯周病の進行度や歯槽骨の状態、全身の健康状態などによって、治療が難しい場合があります。たとえば、糖尿病や血液疾患など全身疾患がある方は、治療前に主治医との連携が必要になることがあります。

また、歯周病が重度に進行して歯槽骨の吸収が著しい場合は、外科治療を行っても歯を保存できないと判断されるケースもあります。まずは歯科医師による検査と診断を受けたうえで、治療計画について相談しましょう。

歯周外科治療後に気をつけること

アルコールを控えるイメージ

治療後のケアは、歯の健康を取り戻すだけでなく、長期的な歯の維持や口腔環境の安定にもつながります。ここでは、歯周外科治療後に気を付けるべき点について解説します。

食事

手術後は患部の回復に影響を与えないよう、食事内容と食べ方に注意が必要です。治療直後は麻酔の効果が残っていることがあるため、麻痺が完全に取れるまでは食事を控えると安心です。

食事を再開する際は、硬いものや熱すぎるもの、辛味や酸味などの刺激の強いものは避け、やわらかくて常温に近い食品を選びましょう。たとえば、おかゆやスープ、ヨーグルト、卵料理、豆腐、煮物などが挙げられます。

噛む必要がある場合は、できるだけ手術部位とは反対側の歯で噛むようにしましょう。アルコールは出血を促進し、回復を遅らせる可能性があるため、術後しばらくは控えるべきです。また、一度に大量に食べるのではなく、少量ずつ何回かに分けてゆっくりと食事をとると患部への負担を軽減できます。

日常生活

治療後は、できるだけ安静にして体への負担を減らすことが望ましいです。出血のリスクを抑えるために、術後数日は激しい運動や長時間の入浴、サウナなどは避け、血流が促進されすぎないよう心がけましょう。

一方で、喫煙すると血流が悪くなり、歯周組織の回復を妨げることがあります。喫煙者は非喫煙者に比べて術後の回復が遅くなる傾向があるため、できるだけ禁煙に取り組むことが望ましいです。

口腔内の炎症や出血は、体調や免疫力とも関係しています。十分な睡眠をとり、体の回復力を高めましょう。規則正しい生活とバランスの取れた食事を心がけることで、回復がスムーズに進みやすくなります。

口腔ケア

術後の歯ぐきは非常に繊細な状態にあるため、口腔ケアには注意が必要です。まず、術部を刺激しないようにやわらかめの歯ブラシを使い、やさしく丁寧に磨くことが大切です。歯ぐきに直接当てるのではなく、歯の面を中心に汚れを取り除きましょう。

また、うがいは強く行わず、口の中を軽くゆすぐ程度にとどめてください。歯科医師の指示に従いながら、無理のない範囲で歯磨きと洗口剤の使用を継続しましょう。 清潔な口腔環境を保つことで、術後のトラブルを予防できます。

メンテナンス

歯周外科治療が完了した後も、定期的なメンテナンスを継続しましょう。歯周病は再発しやすい病気であり、術後のケアを怠ると再び歯周ポケットが深くなったり、骨の吸収が進んだりするリスクがあります。

定期検診では、歯周ポケットの深さや歯茎の状態を確認し、必要に応じてクリーニングや歯石除去を行います。

また、再発予防のためには自宅での正しい歯磨きを続けることが大切です。歯科医師や歯科衛生士の指導のもと、セルフケアと定期メンテナンスを組み合わせて口腔内の健康を維持しましょう。

まとめ

歯周外科治療を受けた男性と歯科医師

歯周外科治療は、歯周病が進行して基本的な治療だけでは改善が難しい場合に行われる外科的な処置です。代表的な治療として、歯石や汚染組織を直接除去するフラップ手術と、失われた歯周組織の再生を促す歯周組織再生療法があります。

治療方法や使用する薬剤などによっては自費の場合もあるため、治療を始める前に費用や保険適用の有無について歯科医師に確認しておきましょう。

歯周病は再発しやすい病気です。治療後の定期的なメンテナンスと日頃の丁寧な口腔ケアを続けることが、長く歯を保つことにつながります。気になる症状がある場合は、早めに歯科医院に相談しましょう。

歯周外科治療を検討されている方は、目黒区五本木、東急東横線「祐天寺駅」より徒歩4分にある歯医者「ただなわデンタルクリニック祐天寺歯科」にお気軽にご相談ください。

当院では、皆様と真の信頼関係を築くために、初診のカウンセリングから精密な治療、治療後の予防・クリーニングに至るまで、すべての時間を歯科医師が一貫して担当しています。虫歯・歯周病治療だけでなく、矯正治療やインプラント治療などにも力を入れています。

治療メニュー一覧はこちらご予約も受け付けておりますので、ぜひ参考にしてください。

■この記事の監修者

忠縄 龍哉(ただなわ たつや)

経歴
  • 愛知学院大学歯学部 卒業
  • 日本大学歯学部付属歯科病院にて勤務
  • 都内歯科医院にて地域医療に従事(訪問診療含む)
  • 都内大型医療法人インプラントセンターにて勤務
  • ただなわデンタルクリニック下北沢歯科医院 開院
  • ただなわデンタルクリニック祐天寺歯科 開院
修了研修・学会等
  • 日本口腔インプラント学会 所属
  • 日本顎咬合学会 所属
  • 日本審美歯科学会 所属
  • UCLAインプラントプログラム 修了
  • サイナスリフトオペプログラム 修了
  • ノーベル・バイオケア 認定
  • オステムインプラント臨床研修歯科医院
  • インビザライン矯正認定ドクター

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