なんでもしっかり噛める歯を作るインプラント治療
歯を失うことは、単に食事がしにくくなるだけでなく、自信を持って笑えなくなったり会話を楽しめなくなったりと、心の健康にも大きな影響を及ぼします。
失われた歯の機能と見た目、そして心からの笑顔を取り戻すこと。
それが、私たちの目指す治療のゴールです。
インプラント治療は、ご自身の歯とほとんど変わらない感覚で、しっかりと噛むことができる優れた治療法です。
しかし、外科的な処置を伴うため、歯科医師の知識、技術、そして経験が治療の成否を大きく左右します。
当院は、年間の豊富な治療実績が評価され、インプラントメーカーより「臨床研修施設」として認定されています。
これは、私たちの治療水準が、他の歯科医師が学びに来るほどの一つの基準として認められている証です。
その豊富な経験に基づき、患者様一人ひとりのお口の状態と真摯に向き合い、安全で確実な治療を追求することをお約束します。
なぜインプラント治療が選ばれるのか
歯を失った際の治療法には、インプラントの他に「ブリッジ」や「入れ歯」があります。
それぞれに異なる特徴がありますが、近年インプラント治療を選択される方が増えているのには、明確な理由があります。
周囲の健康な歯を守ることができる
ブリッジは、失った歯の両隣の健康な歯を削って土台にする必要があります。
入れ歯は、残っている歯に金属のバネをかけて固定するため、その歯に負担がかかります。
インプラントは、失った部分の顎の骨に直接人工の歯根を立てるため、周囲の健康な歯を一切傷つけることなく、一本一本が独立して機能します。
天然歯に近い感覚で、しっかりと噛める
インプラントは、顎の骨と強固に結合するため、ご自身の歯とほとんど変わらない力でしっかりと噛むことができます。
入れ歯のようなズレやガタつき、痛みを感じることもなく、硬いものでも粘着性のあるものでも、食事を心から楽しむことが可能です。
見た目が自然で美しい
インプラントは、歯茎から直接歯が生えているように見えるため、見た目が非常に自然です。
入れ歯の金属のバネが見える心配もなく、口元を気にすることなく、自信を持って会話したり笑ったりすることができます。
顎の骨の健康を維持する
歯を失うと、その部分の顎の骨は刺激がなくなることで、時間と共に少しずつ痩せていってしまいます。
インプラントは、噛む力を天然歯と同様に顎の骨に直接伝えるため、骨が痩せるのを防ぎ、お口全体の健康を長期的に維持する働きがあります。
経験と技術に裏付けられた、当院のインプラント治療
当院では、すべての患者様に安心してインプラント治療を受けていただくため、精密な診査・診断と身体への負担を軽小限に抑える技術を追求しています。
1000本以上の実績と、臨床研修施設としての信頼
院長は、これまでに1000本を超えるインプラントの埋入実績を誇ります。
その経験は、20代の若い方から80代のご高齢の方まで、幅広い年代の患者様のお悩みに対応してきた実績に裏付けられています。
この豊富な経験と高い技術力が評価され、当院はインプラントの臨床研修施設としても認定されており、私たちの技術や知識が業界の一つの基準として認められています。
CTによる「安全」を優先した治療計画
インプラント手術を安全に行う上で、術前の診査・診断がすべてを決定すると言っても過言ではありません。
当院では、必ず歯科用CTによる精密検査を行います。
CTを用いることで、顎の骨の厚みや硬さ、神経や血管の正確な位置などを三次元的に詳細に把握できます。
いわば、手術のための精密な「ナビゲーションマップ」を作成することで、神経麻痺などのリスクを限りなくゼロに近づけ、安全で確実な手術を可能にします。
骨が少ないと診断された方へ:骨造成治療
「顎の骨が少ないため、インプラントはできない」と他院で診断された方も、どうか諦めないでください。 当院では、不足した骨の量を補う「骨造成(こつぞうせい)」という専門的な治療にも対応しています。
- ソケットリフト/サイナスリフト
- 上顎の奥歯の上には、「上顎洞(じょうがくどう)」という空洞があります。
骨が少ない場合、この空洞の底部分に特殊な骨補填材を満たし、インプラントを支えるための骨の厚みを確保します。
- GBR法
- 骨が不足している部分に、骨のもととなる材料を置き、特殊な膜で覆うことで骨の再生を促す方法です。 これらの骨造成法を併用することで、これまでインプラント治療が困難であった方でも、治療が可能になるケースが多くあります。
患者様のご負担を軽減する術式
豊富な経験があるからこそ、患者様の身体的なご負担を軽減する様々な術式の選択も可能です。
- 1回法
- 通常2回に分けて行う手術を、1回で完了させる方法です。
手術の回数が減るため、治療期間が短縮され、身体的なご負担も軽減されます。 なお、当院では、もし二次手術が必要となった場合でも、その費用は当初のインプラント治療費の中に含まれております。追加の費用は発生いたしません。
- 抜歯即時埋入インプラント
- 抜歯と同時にインプラントを埋め込む方法です。
こちらも手術が1回で済み、治療期間を大幅に短縮できます。
手術へのご不安が強い方へ:静脈内鎮静法
インプラント治療は受けたいけれど、どうしても手術が怖い、というお気持ちをお持ちの方もいらっしゃると思います。
当院では、ご希望に応じて、専門の麻酔科医を招き「静脈内鎮静法(じょうみゃくないちんせいほう)」を併用した手術を行うことが可能です。
点滴によって鎮静薬を投与し、うたた寝をしているような、深くリラックスした状態で、痛みや不安を感じることなく手術を終えることができます。
目が覚めた時には、すべての処置が終わっています。
外科処置への不安が強い方も、どうぞ安心してご相談ください。
(※静脈内鎮静法は、別途110,000円~220,000円(税込)程度の費用がかかります。)
オールオン4/オールオン6
なんでもしっかり噛める歯を作るインプラント治療
オールオン4/オールオン6は、歯が一本も残っていない、あるいは残っている歯をすべて抜かなければならないような場合に、最小4本(オールオン4)あるいは6本(オールオン6)のインプラントを土台にして、12本分の連結された人工歯を強固に支える治療法です。
少ない本数で、すべての歯を支える仕組み
なぜ最小4本のインプラントで、すべての歯を支えることができるのか。
その鍵は、インプラントを埋め込む位置と角度にあります。
奥歯にあたる部分のインプラントを、骨のある部分を狙って、意図的に斜めに埋め込みます。
これにより、インプラントと骨が接触する面積が増え、お互いをしっかりと支え合うことで、少ない本数でも、お口全体の噛む力に耐えうる強固な土台を築くことができるのです。
骨造成を回避できる可能性
この「斜めに埋め込む」という技術は、もう一つの大きな可能性をもたらします。
歯を失ってから時間が経つと、奥歯の部分の骨は痩せてしまいがちです。
オールオン4/オールオン6では骨が比較的残りやすい前方の、硬くて丈夫な骨を最大限に活用するため、従来であれば必要だった大規模な骨造成(骨を増やす手術)を、回避できるケースが多くあります。
骨造成を回避できる可能性
| 治療法 | インプラント本数 | 適用ケース |
|---|---|---|
| オールオン4 | 最小4本 | 基本的な片顎治療 |
| オールオン6 | 6本 | より高い安定性が必要な場合 上顎など骨が柔らかい部位 噛む力が非常に強い方 |
CTによる精密な検査・診断に基づき、患者様一人ひとりのお口の状態にとって、どちらがより長期的で安定した結果をもたらすかを判断し、ご提案します。
優れた特徴
オールオン4/オールオン6は、従来の取り外し式の総入れ歯が抱えていた、あらゆる問題を解決します。
ご自身の歯のように、しっかりと噛める
顎の骨とインプラントが強固に結合するため、グラついたり、ズレたりすることがありません。
リンゴの丸かじり、おせんべい、ステーキなど、これまで諦めていた歯ごたえのある食べ物も、ご自身の歯があった頃のように、しっかりと噛み締めることができます。
食事の喜びは、人生の喜びに直結します。
取り外しの必要がない
完成した歯は、お口の中に完全に固定されます。
毎晩寝る前に入れ歯を外して洗浄したり、食事のたびにズレを気にしたり、接着剤を塗り直したりといった煩わしい手間から、完全に解放されます。
朝起きてから夜眠るまで24時間、ご自身の歯として快適に過ごすことが可能です。
見た目が自然
完成後に装着する歯は、歯科技工士が患者様のお顔立ちやご希望に合わせて、一本一本の歯の色や形、歯並びをオーダーメイドで作製します。
歯茎の部分も自然な色合いを再現するため、本物の歯と見分けがつかないほど美しい仕上がりになります。
口元を気にすることなく、思いきり会話を楽しみ、心から笑える毎日は何物にも代えがたいものです。
手術当日に仮歯が入れる
オールオン4/オールオン6の大きな特徴の一つに「即時荷重(そくじかじゅう)」という考え方があります。
これは、インプラントを埋め込む手術を行ったその日のうちに、固定式の仮歯を装着するというものです。
手術を終えてご帰宅される際には、すでにお口の中に歯が固定されており、その日のうちから柔らかいものであればお食事をすることも可能です。
歯が一本もない期間がなく、審美性と機能性をすぐに回復できるため、患者様の精神的なご負担も大きく軽減されます。
ここで装着するのは、あくまで最終的な歯が完成するまでの「仮歯」です。
手術後、インプラントが顎の骨と完全に結合するまでの約3ヶ月から6ヶ月の治癒期間を経てから、より精密で審美性に優れた、最終的な美しい歯を装着して、すべての治療が完了となります。
身体的・経済的な負担の軽減
もし失った12本の歯を、一本ずつ通常のインプラントで補おうとすれば、12本のインプラントと、場合によっては広範囲の骨造成が必要となり、身体的にも経済的にも非常に大きな負担となります。
オールオン4/オールオン6は最小限の本数で、しかも骨造成を回避できる可能性が高いため、結果的に手術の回数や治療期間、そして総額の費用を抑えることができるのです。
安全で確実な治療を実現するための、当院のこだわり
オールオン4/オールオン6は非常に優れた治療法ですが、その成功は執刀医の技術力と、それを支える精密な診断能力に大きく依存します。
歯科用CTとシミュレーションによる、徹底した事前計画
当院では治療前に必ず歯科用CTによる撮影を行います。
顎の骨の硬さ、厚み、神経や血管の位置などを三次元的に詳細に分析します。
そして、コンピューター上でインプラントを埋め込む最適な位置、角度、深さを0.1ミリ単位でシミュレーションし、寸分の狂いもない完璧な治療計画を立案します。
この徹底した事前計画こそが、安全な手術の礎となります。
豊富な経験を持つ執刀医
オールオン4/オールオン6は、通常のインプラント治療とは異なる特別な知識と高度な外科手技が求められます。
当院の院長は1000本を超えるインプラント治療の実績と、臨床研修施設として他の歯科医師を指導する立場にあります。
その豊富な経験に基づき、患者様にとって最も安全で、最も確実性の高い手術を執り行います。
治療の流れ
手順と期間
カウンセリングと精密検査
まずはお悩みやご希望を詳しくお伺いします。 その後CT撮影など、お口全体の精密な検査を行います。
治療計画のご説明
検査結果とシミュレーション画像をお見せしながら、具体的な治療計画、期間、費用について、ご納得いただけるまで丁寧にご説明します。
インプラント埋入手術
徹底した衛生管理下にあるオペ室にて手術を行います。 残っている歯の抜歯とインプラントの埋め込みを同日に行います。
仮歯の装着
手術当日のうちに、見た目も美しく、すぐに機能する固定式の仮歯を装着します。
治癒期間
インプラントと骨が完全に結合するまで、3ヶ月から6ヶ月程度の治癒期間を設けます。
上部構造の装着
治癒期間が完了したら、より精密で審美性に優れた歯を装着して治療は完了です。
メインテナンス
治療後は、インプラントを長持ちさせるため、定期的な検診と専門的なクリーニングが不可欠です。
このような方にご検討いただきたい治療法です
- 現在、総入れ歯をお使いで不便を感じている方
- 多くの歯が抜けていたり、重度の歯周病でほとんどの歯を残すことができない方
- 入れ歯の取り外しや毎日の手間に、煩わしさを感じている方
- 食事や会話を心から楽しみたいと願う方
- 他院で骨が少ないことを理由に、インプラント治療を断られてしまった方
安心して治療を受けていただくために
インプラント治療は、手術が成功すれば終わりというわけではありません。 むしろそこからが、そのインプラントと生涯にわたって良好な関係を築いていくための新しい始まりです。 私たちは、治療そのものの安全性と確実性は当然のこととして、治療後の長期的な安定性までを見据え万全の体制を整えています。
信頼性の高いインプラントシステム
世の中には、数百種類ものインプラントシステムが存在すると言われています。
その中でどのインプラントを選ぶかは、治療の長期的な成功率や将来的なトラブルへの対応力にまで影響を及ぼす、非常に重要な選択です。
当院では、世界70カ国以上で使用され、アジア太平洋地域でトップシェアを誇る「オステムインプラント」を標準採用しています。
私たちがこのシステムを選択するのには、明確な理由があります。
オステムインプラント選択の理由
- 科学的根拠に基づいた優れた設計
- オステムインプラントは、世界中のインプラントの優れた点を研究し開発されています。特に骨との結合(オッセオインテグレーション)を促進するための表面加工技術は、治療期間の短縮と、より強固な初期固定に貢献します。また、インプラント周囲の骨が痩せてしまうのを防ぐための特殊な設計(プラットフォームスイッチング)が施されており、長期的な安定性が追求されています。
- 世界基準の品質と安全性
- その品質と安全性は、FDA(アメリカ食品医薬品局)やCE(欧州連合の安全基準)といった、世界で最も厳しいとされる規制当局の認証を得ています。これは、世界中のどこにいても一定水準以上の品質が保証されていることを意味します。
- 安定した供給体制
- 世界的に広く普及しているシステムであるため、将来的に万が一お引越しなどをされた場合でも、転居先の歯科医院で継続的なメインテナンスや部品の交換といった対応を受けやすいという側面もあります。
私たちは、自らが自信を持って家族にも勧められる実績と信頼性のあるインプラントシステムのみを使用します。
衛生管理が徹底されたクリーンな手術環境
インプラント手術は、外科処置である以上、細菌感染のリスクを徹底的に排除したクリーンな環境で行う必要があります。
術後の感染は、インプラントが骨と結合しない原因となったり、大きな腫れや痛みを引き起こしたりする、最も避けなければならない合併症の一つです。
当院では、そのリスクを限りなくゼロに近づけるため、衛生管理に一切の妥協をいたしません。
衛生管理の具体的な取り組み
- 世界最高水準の滅菌システム
- 手術に使用するドリルや器具は、世界で最も厳しいとされるヨーロッパ基準の「クラスB」をクリアした高圧蒸気滅菌器を用いて、あらゆるウイルスや細菌を完全に死滅させます。また、手袋やガウン、メスなどはすべてディスポーザブル(使い捨て)とし、患者様ごとに必ず新しいものを使用します。
皆様のお体に触れるものだからこそ、私たちは衛生管理という見えない部分にこそ、最大限の注意を払っています。
治療後の長期保証とメインテナンス
当院のインプラントには、安心して長くお使いいただくための「10年保証」(上部構造は2年)を設けています。
これは、私たちの治療技術に対する責任の証であると同時に、患者様と共にそのインプラントを大切に守り育てていきたいという想いの表れです。
| 保証対象 | 保証期間 | |
|---|---|---|
| インプラント本体 | 10年 | 定期メインテナンス受診 |
| 上部構造(被せ物) | 2年 | 定期メインテナンス受診 |
インプラント周囲炎のリスク
インプラントを失う最大の原因は、「インプラント周囲炎」です。
これは、インプラントの周りに歯周病と類似した炎症が起こり、気づかないうちにインプラントを支える骨が溶けてしまう病気です。
天然の歯とは異なり、インプラントには痛みなどを感じる神経がないため、自覚症状が出にくく、気づいた時には手遅れになっていることも少なくありません。
メインテナンスが未来を守る
このインプラント周囲炎を防ぐために不可欠なのが、ご自宅での丁寧なセルフケアと歯科医院での定期的なプロフェッショナルケア(メインテナンス)です。
メインテナンスでは、インプラントの状態や噛み合わせのチェックはもちろん、ご自身では除去しきれないインプラント周囲の特殊な構造に付着した汚れを、専門の器具を用いて徹底的に清掃します。
この定期的なメインテナンスを継続していただくことが、保証の条件となります。
それは、私たちが治療の結果に責任を持つと同時に、患者様にもご自身の健康を守るための大切な習慣を続けていただきたいと願うからです。
私たちと一緒に、大切なインプラントを、そしてお口全体の健康を生涯にわたって守っていきましょう。
失った歯を補うための選択肢
何らかの理由で歯を失ってしまった場合、その機能を回復させるためには、主に「インプラント」「ブリッジ」「入れ歯」という3つの選択肢があります。 どの治療法にも、それぞれ異なる特徴があります。 単に失った場所を補うだけでなく、皆様の将来のお口全体の健康、そして生活の質までを考えた上で、ご自身にとって最善の選択をすることが非常に重要です。
入れ歯
取り外し式の装置で、残っている歯にバネをかけたり、歯茎の上に乗せたりすることで、失った歯の機能を補います。
入れ歯の注意点
- お食事への影響
- 入れ歯は歯茎の上に乗っているだけのため、強く噛むと沈み込んだりズレたりすることがあります。そのため、噛む力はご自身の歯があった頃の20~30%程度になると言われ、硬いものや粘着性のある食べ物は、食べにくさを感じることが多くなります。また、上の顎を大きく覆うタイプの総入れ歯では、食べ物の味や温度が感じにくくなることもあります。
- 装着感と発音
- お口の中に大きな装置が入るため、慣れるまでは強い異物感や発音のしにくさを感じることがあります。また、ズレやガタつきによって、歯茎に傷ができて痛むことも少なくありません。
- 顎の骨への影響
- 噛む力が歯茎にしか伝わらないため、歯を支えていた顎の骨は、時間と共に少しずつ痩せていってしまいます。骨が痩せると、入れ歯はさらに合わなくなり、定期的な調整や作り直しが必要となります。
- 残っている歯への負担
- 部分入れ歯の場合、バネをかけている健康な歯に常に負担がかかり続けます。これが、その歯の寿命を縮めてしまう一因となることがあります。
ブリッジ
失った歯の両隣にある健康な歯を土台として削り、そこに橋(ブリッジ)を架けるように、連結された被せ物を取り付ける方法です。
ブリッジの注意点
- 健康な歯を削る必要性
- ブリッジ治療における最大の懸念点は、土台とするために、虫歯でもない健康な歯を大きく削らなければならないことです。一度削ってしまった歯は、二度と元の状態に戻ることはなく、歯の寿命を縮めてしまう可能性があります。
- 清掃の難しさと二次的な虫歯のリスク
- 橋げたの部分(歯のない部分)と歯茎の間には、どうしても汚れが溜まりやすくなります。清掃には特殊な器具が必要で、お手入れが不十分だと、土台となっている歯が虫歯になったり歯周病が進行したりするリスクが高まります。
- 土台となる歯への過剰な負担
- 失った歯の分まで、両隣の土台の歯が支えることになるため、2本の歯で3本分の仕事をこなす状態になります。この過剰な負担が、将来的に土台の歯の破折やトラブルの原因となることがあります。
- 顎の骨への影響
- 入れ歯と同様に、歯のない部分の顎の骨は、噛む刺激が伝わらないため、少しずつ痩せていってしまいます。
インプラント治療
顎の骨にチタン製の人工歯根を直接埋め込み、それを土台として人工の歯を装着する方法です。
インプラント治療ならではの優れた点
- 健康な歯を守ることができます
- ブリッジのように、隣の健康な歯を削る必要は一切ありません。一本一本が独立しているため、周囲の歯に負担をかけることなく、失った部分だけを回復させることが可能です。これは、お口全体の歯を将来にわたって守っていく上で、非常に大きな意味を持ちます。
- ご自身の歯に近い感覚でしっかりと噛めます
- 顎の骨と直接結合するため、ぐらついたりズレたりすることがありません。ご自身の歯があった頃とほとんど変わらない力で、しっかりと噛むことができます。ステーキのような硬いもの、お餅のような粘着性のあるものも、気にすることなく食事を心から楽しむことができます。
- 顎の骨の健康を維持します
- インプラントは、噛む力を天然歯と同様に顎の骨に直接伝えます。この適度な刺激が、顎の骨が痩せてしまうのを防ぎ、長期的に健康な状態を維持する働きがあります。
- 見た目が自然で美しい仕上がりです
- 歯茎から直接、一本の歯が立ち上がっているように見えるため、見た目が非常に自然です。入れ歯のバネのような留め具もなく、口元の美しさを損なうことがありません。
治療法の比較
| 項目 | インプラント | ブリッジ | 入れ歯 |
|---|---|---|---|
| 残っている歯への影響 | 影響なし | 健康な歯を削る | バネをかける歯に負担 |
| 噛む力 | 天然歯とほぼ同等 | ほぼ同等 | 天然歯の20~30% |
| 見た目 | 非常に自然 | 素材により自然 | 不自然になる場合がある |
| 違和感 | ほとんどない | ほとんどない | 異物感がある |
| 骨への影響 | 骨の健康を維持 | 歯のない部分は骨が痩せる | 歯のない部分は骨が痩せる |
| 清掃性 | 天然歯と同様 | 難しい部分がある | 着脱・清掃が必要 |
| 治療期間 | 比較的長い | 比較的短い | 比較的短い |
| 外科処置 | 必要 | 不要 | 不要 |
安全で確実な治療を実現するための、当院のこだわり
手術中は局所麻酔をしっかり行いますので、痛みを感じることはほとんどありません。
手術後に麻酔が切れると多少の痛みが出ることがありますが、処方する鎮痛剤で十分にコントロールできる範囲のものですのでご安心ください。
埋入する本数にもよりますが、基本的な手術であれば翌日から通常通りお仕事や通学が可能です。 ただし、身体への負担を考慮し、当日は安静に過ごしていただくことをおすすめします。
インプラント自体は、チタン製なので半永久的に機能します。
しかし、その寿命は治療後のメインテナンスによって大きく左右されます。
毎日の丁寧な歯磨きと、定期的な歯科医院でのチェックとクリーニングを続けることで、長期的に安定した状態を維持することが可能です。
失われた歯を取り戻し、再び輝く毎日へ
インプラント治療は、単に歯を一本補うだけの治療ではありません。
失われた食事の楽しみ、会話の喜び、そして心からの笑顔を取り戻し、人生の質そのものを向上させる可能性を秘めています。
当院では、インプラント治療に関する無料相談(CT撮影含む)を実施しております。
外科処置への不安や費用、期間のことなど、どんな些細なことでも構いません。
まずは、皆様のお悩みやご希望をお聞かせください。
豊富な経験に基づき、一人ひとりにとって何よりの道をご提案いたします。

