見た目も咬み合わせも整える審美治療
「笑った時に見える銀歯が、ずっと気になっている」
「前歯の色や形に、長年コンプレックスを抱えている」
「せっかく治療するなら、できるだけ自然で美しい歯にしたい」
このような口元の見た目に関するお悩みをお持ちではありませんか。
審美治療は、歯の機能回復はもちろんのこと、その色や形、歯並びといった「美しさ」にも焦点を当てた総合的な歯科治療分野です。
当院の審美治療は、単に歯を白くしたり形を整えたりするだけではありません。
私たちが追求するのは、美しさと機能が調和した「機能美」です。
見た目が美しいことはもちろん、しっかりと快適に噛むことができ、その状態が長く維持されること。
この三つの要素が揃って初めて、患者様が心からの笑顔と健やかな毎日を手に入れることができると私たちは考えます。
機能美を追求する当院の審美治療
審美治療において作製される詰め物や被せ物は、いわばその方のためのオーダーメイドの「機能的な人工臓器」です。
だからこそ私たちは、一つひとつの工程に一切の妥協を許さず、精密な治療を徹底しています。
8000本以上のセラミック治療の実績がある当院が自信を持っておすすめできる治療です。
機能性の追求
どれほど見た目が美しい被せ物であっても、噛み合わせが合っていなければ、食事のたびに違和感を覚えたり、頭痛や肩こりの原因になったりすることもあります。
また、特定の歯に過剰な力がかかることで、被せ物そのものが破損したり、他の健康な歯にダメージを与えたりする可能性も否定できません。
私たちは、お口全体のバランスを考慮した、ミリ単位の精密な噛み合わせ調整を重視しています。
長期的な安定性の追求
審美治療は、一度行えば終わりではありません。
治療した歯が5年後、10年後も健康で美しく機能し続けることが重要です。
そのためには、詰め物や被せ物と土台となる歯とが、ミクロン単位で精密に適合している必要があります。
わずかな隙間も作らない精密な治療が、細菌の侵入を防ぎ、虫歯の再発リスクを抑え、修復物を長持ちさせることに繋がるのです。
お身体と歯の未来を考えたメタルフリー治療
当院では詰め物や被せ物を作製する際に、金属を一切使用しない「メタルフリー治療」を基本としています。
これは美しさのためだけではなく、お身体と歯の長期的な健康を考えた上での選択です。
かつての歯科治療では、銀歯に代表される金属材料が広く使われてきました。
しかし金属材料には、いくつかの懸念点があります。
金属材料の懸念点
- 金属アレルギーのリスク
- お口の中の金属は、唾液によって少しずつ溶け出し、金属イオンとして体内に入り込みます。これが体内に蓄積されることで、ある日突然金属アレルギーを発症し、原因不明の皮膚炎などを引き起こすことがあります。
- 二次虫歯(再発虫歯)のリスク
- 金属は歯と接着させることができません。そのため長年の使用により、金属と歯との間にわずかな隙間が生じ、そこから虫歯菌が侵入して、詰め物や被せ物の下で虫歯が再発するリスクがあります。
- 歯や歯茎の変色
- 金属イオンが歯茎に沈着し、黒ずんで見える「メタルタトゥー」を引き起こすことがあります。また歯そのものも、金属の色が透けて暗い印象に見えてしまいます。
セラミックなどの非金属材料を用いることは、これらのリスクを回避し、より安全で歯と調和の取れた状態を長く維持することに繋がります。
ご希望に応じた審美修復の種類
当院では患者様のお悩みやご希望、歯の状態に合わせて、様々な審美修復の方法をご用意しています。
| 治療法 | 適応症 | 特徴 |
|---|---|---|
| 詰め物(インレー) | 比較的小さな虫歯を削った後の部分的な修復 | 歯の一部分のみを修復 |
| 被せ物(クラウン) | 大きな虫歯や歯の神経の治療後など、歯の大部分を失った場合 | 歯全体を覆うように装着 |
| ラミネートベニア | 前歯の色や形、わずかな隙間の改善 | 前歯の表面を僅かに削り、薄いセラミックの板を付け爪のように貼り付け |
| ダイレクトボンディング | 小さな欠損や隙間の修復 | 歯科用の樹脂を直接盛り付け、その場で形を整える。歯を削る量を最小限に抑制 |
| 審美矯正(セラミック矯正) | 短期間での歯並びや色、形の改善 | 歯を動かすのではなく、被せ物を用いて劇的に改善 |
使用する主な素材について
オールセラミック
すべてがセラミック(陶材)でできた素材です。
天然歯に最も近い透明感と色調を再現でき、変色もほとんどありません。
特に前歯など、審美性が重視される部分に適しています。
ジルコニア
「人工ダイヤモンド」とも呼ばれるほど、非常に高い強度と耐久性を持つセラミックの一種です。 奥歯や複数の歯を連結するブリッジなど、強い力がかかる部分にも安心して使用できます。
ハイブリッドセラミック
セラミックの微粒子と歯科用の樹脂を混ぜ合わせた素材です。
オールセラミックには劣りますが、自然な白さを持ち、適度な柔らかさがあるため、噛み合う相手の歯を傷つけにくいという特徴があります。
美しさと機能性を両立させる私たちのこだわり
精密な詰め物・被せ物を作製するためには、一つひとつの工程におけるわずかな誤差も許されません。
拡大視野下での土台作り
美しい建築物が精度の高い基礎工事から始まるように、審美修復も土台となる歯をいかに精密に形成するかが非常に重要です。 この精密な土台作りこそが、修復物の寿命を左右する最も重要な工程であるため、当院ではマイクロスコープや歯科拡大鏡を駆使し、責任を持って担当します。 虫歯の取り残しなく、かつ健康な歯を削りすぎることのない、妥協のない土台作りを徹底しています。
精密な型採り
土台となる歯の形を、寸分違わず歯科技工士に伝えるための「型採り」は極めて重要な工程です。 当院では変形が少なく、指紋のような微細な部分まで精密に再現できるシリコン製の印象材を使用し、精度の高い歯型を採取します。
経験豊富な歯科技工士との連携
詰め物や被せ物を作製するのは、国家資格を持つ専門家である「歯科技工士」です。 私たちは長年の経験と卓越した技術を持つ、信頼できる歯科技工士と密に連携しています。 歯型だけでなく、お口の中の写真や時には患者様のご希望を直接伝えるなど、密な情報共有を通して、イメージ通りの修復物を共に作り上げていきます。
ミリ単位の咬合調整
完成した修復物を装着し、治療は完了ではありません。 そこからお口全体のバランスを考慮した、ミリ単位の精密な噛み合わせ調整を行います。 違和感なく、しっかりと快適に噛めるようになるまで、妥協なく調整を重ねます。
審美治療についてよくある質問
主に「見た目」「体への影響」「耐久性と精度」が異なります。 セラミックは天然歯のような自然な見た目を再現でき、金属アレルギーの心配がありません。 また精密に作製されるため歯としっかり適合し、虫歯の再発リスクも抑えることができます。
いいえ、ご安心ください。
最終的な修復物が完成するまでの間は、日常生活に支障がないよう「仮歯」や「仮蓋」を装着しますので、見た目が気になることも食事ができないということもありません。
セラミック自体は、変色や劣化がほとんどない非常に安定した素材です。
しかしその寿命は、土台となるご自身の歯や歯茎の状態、そして日々のケアや定期的なメインテナンスによって大きく左右されます。
適切なケアを続けることで、長期的に安定した状態を維持することが可能です。
機能と美しさが調和した自信の持てる口元へ
審美治療は口元のコンプレックスを解消し、自信に満ちた笑顔を取り戻すための、素晴らしい選択肢です。
私たちはその場限りの美しさではなく、長期的な健康とお口の機能にまで配慮した、質の高い審美治療を追求します。
銀歯や歯の色、形でお悩みでしたら、ぜひ一度当院までお気軽にご相談ください。

