歯のコラム

入れ歯をなくしたときは!放置するリスクと対処法、予防策も


入れ歯のイメージ

こんにちは。目黒区五本木、東急東横線「祐天寺駅」より徒歩4分にある歯医者「ただなわデンタルクリニック祐天寺歯科」です。

日常生活の中で、入れ歯をうっかり紛失してしまうことは珍しいことではありません。「入れ歯が見つからない」「どこかに置き忘れたかもしれない」と焦りや不安を感じた経験がある方も多いのではないでしょうか。

「少しの間なら入れ歯がなくても大丈夫」と安易に考えて放置すると、思わぬ健康被害や生活の質の低下を招くことがあります。

この記事では、入れ歯をなくしたときに放置するリスクと、入れ歯をなくした場合の対処法について解説します。なくさないための予防策も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

入れ歯をなくす原因

入れ歯をなくす原因をリストアップしているイメージ

入れ歯をなくす原因は、日常の中でのちょっとした行動や不注意が関係していることが多くあります。例えば、以下のような場面です。

  • ティッシュに包んだまま捨てる
  • 外出先で置き忘れる
  • ペットがくわえて持っていく
  • 排水溝で流してしまう
  • 飲酒後、無意識に外す

ティッシュに包んだあと、自分では捨てなくても、家族がゴミだと思って捨てたり、ティッシュに包んだまま飲食店に置き忘れてお店の人が捨てたりするケースもあるでしょう。

そのほか、お酒を飲んだあと無意識に外し、置いた場所がわからなくなることもあります。

入れ歯をなくしたまま放置するリスク

入れ歯をなくしたまま放置するリスク

ここでは、入れ歯をなくしたまま放置するリスクについて解説します。

噛む力が低下する

入れ歯なしの状態では、食べ物を噛む力が大きく低下します。特に高齢者の場合、咀嚼力の低下はやわらかいものばかりを食べる原因となり、食事が偏りやすいです。十分に噛めないことで、消化不良や栄養吸収の妨げにもつながり、体調を崩すリスクが高まります。

また、噛む刺激が十分に脳に伝わらないと、認知症リスクが高まる可能性があるといわれています。

顔のバランスが変化する

入れ歯を装着していない状態が続くと、歯が抜けた部分の顎の骨が徐々に吸収されて痩せていきます。顎骨に適度な刺激が加わらないことで、骨の代謝バランスが崩れるためです。

骨が痩せると、口元がしぼんだように見えたり、頬がこけて顔全体が老けて見えたりすることがあります。骨の吸収が進んだ状態で新しい入れ歯を作ろうとすると、フィットしにくくなり、安定性にも影響が出やすくなります。

ほかの歯に負担がかかる

入れ歯を使用しているときは、噛む力がバランスよく全体に分散されます。

しかし、入れ歯がないまま放っておくと、一部の歯だけで噛むようになり、その歯に大きな負担がかかります。特に支えとなっている歯はダメージを受けやすく、すり減ったり揺れたりすることもあります。

こうした状態が続くと、健康だった歯まで傷めることになり、将来的にさらに歯を失う可能性も出てくるでしょう。

発音がしにくくなる

入れ歯を失うと、歯があった部分にスペースが生じ、空気が漏れたり舌の動きが不安定になったりします。その結果、発音が不明瞭になったり、言葉の聞き取りにくさを感じたりすることがあるのです。

入れ歯をなくしたときの対処法

入れ歯をなくしたときの対処法として歯科受診している様子

ここでは、入れ歯をなくしたときの対処法について解説します。

まずは落ち着いて周囲を確認する

入れ歯が見当たらなくなったと気づいたとき、まずは焦らず落ち着いて行動することが大切です。急いで探そうとすると、かえって思い込みで探し方が偏ったり、見落としが生じたりすることがあります。深呼吸をして気持ちを落ち着かせ、直前に何をしていたか、どこにいたかを思い出すことから始めましょう。

自宅であれば、寝室、洗面所、キッチン、トイレなど、普段入れ歯を外す可能性のある場所を丁寧に確認します。ゴミ箱や洗濯物の中など、思いがけない場所に紛れていることもあるため、少し広い視点で探すことが大切です。外出先の場合は、バッグやポケット、財布の中などをもう一度よく確認してみましょう。

早めに歯科医院を受診する

入れ歯を数日探しても見つからない場合は、早めにかかりつけの歯科医院を受診しましょう。入れ歯を使用しない期間が長くなると、顎の骨や歯茎の形が変化しやすくなり、新しく作製する際にも支障が出る可能性があります。

また、口腔内の健康状態に異常が生じていることもあるため、歯科医院で状態を確認してもらうことが重要です。

入れ歯をなくして作り直すときの注意点

入れ歯をなくして作り直すときの注意点

入れ歯をなくして新たに作り直す際には、以下の注意点があります。

6ヶ月以内は保険適用で作製できない

保険適用で入れ歯を作り直す場合、前回の入れ歯の型取りをした日から6ヶ月以上あける必要があります。6ヶ月ルールと呼ばれる全国共通の規定で、歯科医院を変えても同じ扱いです。入れ歯をなくして再作製を希望しても、原則として保険は適用されないと知っておきましょう。

ただし、事故による破損や、病気や事故で口腔内の状態が大きく変化した場合など、6ヶ月以内でも保険診療が認められるケースがあります。ご自身の場合については歯科医院で確認しましょう。

作り直しに期間がかかる

入れ歯の作製には、1〜2か月ほどの期間がかかります。最初の診察で口の中の状態を確認したあと、型取り、噛み合わせの測定、試適(仮合わせ)といった工程を経て完成に至るためです。段階的に調整を重ねることで、口に合った入れ歯に仕上げていきます。

なくしたあと、すぐに新しい入れ歯を使い始めることはできないため、気づいた時点で早めに歯科医院へ相談しましょう。

入れ歯をなくさないための予防策

入れ歯をなくさないための予防としてしっかりと保管している様子

入れ歯をなくすと、食事や会話に支障が出るだけでなく、再作製にも時間と費用がかかるため、できる限り紛失を防ぎたいものです。ここでは、入れ歯をなくさないための予防策を紹介します。

決められた場所に保管する

入れ歯を外したら、必ず決まった場所に保管する習慣を持つことが大切です。保管する場所を固定することで、入れ歯の紛失リスクを大幅に下げられます。

例えば、洗面所の棚の上や専用の保管ケースの中など、目につきやすく手の届きやすい場所を選ぶのが良いでしょう。

外出時の保管方法を決めておく

外出先で食事をするとき、入れ歯を一時的に外す場面があるかもしれません。その際、ティッシュに包んで机の上に置いたり、ポケットやバッグにそのまま入れたりするのは危険です。無意識に捨てたり、破損させたりするリスクがあります。

そのため、外出時には携帯用の入れ歯ケースを持ち歩きましょう。入れ歯専用のケースに入れておけば、紛失や衛生面でのリスクを大きく減らせます。ケースには名前や連絡先を記入しておくと、万が一紛失したときでも発見されやすくなります。

入れ歯を外す際は周囲に気を配り、どこに置いたかを意識して行動することが大切です。

洗浄時の取り扱いに注意する

入れ歯を洗うときにシンクや床に落として、壊したり流したりすることがあります。洗浄の際は水を少なめにし、やわらかいタオルや水を張った洗面器の上で洗うと、破損や紛失を防げます。洗い終わったあとは、専用のケースに入れることを習慣にしましょう。

体調不良時や災害時の備えをする

体調不良で寝込んでいるときや災害時には、入れ歯の管理が疎かになりがちです。避難所生活では衛生環境が十分でない場合もあるため、入れ歯の洗浄が難しくなります。災害用の非常持ち出し袋には、入れ歯の保管ケースと洗浄剤をセットで準備しておきましょう。

非常時の入れ歯紛失に備えることで、万が一の際でも慌てずに対応しやすくなります。

定期的なメンテナンスを受ける

入れ歯は長期間使っていると、ゆがみやすり減りが生じたり、歯茎の状態が変わったりして合わなくなることがあります。合わないまま使い続けると、噛みにくさや違和感が生じ、外す時間が長くなりやすいです。

長時間外すことで置き場所を忘れたり、誤って捨ててしまったりして、紛失のリスクが高まります。入れ歯を快適に使い続けるためには、調整が必要です。歯科医院で定期的にメンテナンスを受けることで、入れ歯のフィット感を保ち、不快感で外すことも減るでしょう。

まとめ

入れ歯のイメージ

入れ歯をなくすことは誰にでも起こりうるトラブルですが、そのまま放置することは口腔内だけでなく、体全体の健康にもさまざまな悪影響を及ぼします。食事や会話、噛み合わせのバランス、顎の骨や顔の筋肉の状態にも関係しており、入れ歯の役割は大きいです。

入れ歯を紛失した際は、まず冷静に探し、見つからない場合は速やかに歯科医院で再作製の相談をしましょう。今後の紛失を防ぐために、保管方法を見直し、外したときの習慣を整えることも大切です。

入れ歯に関してお悩みのある方は、目黒区五本木、東急東横線「祐天寺駅」より徒歩4分にある歯医者「ただなわデンタルクリニック祐天寺歯科」にお気軽にご相談ください。

当院では、皆様と真の信頼関係を築くために、初診のカウンセリングから精密な治療、治療後の予防・クリーニングに至るまで、すべての時間を歯科医師が一貫して担当しています。虫歯・歯周病治療だけでなく、矯正治療やインプラント治療などにも力を入れています。

治療メニュー一覧はこちらご予約も受け付けておりますので、ぜひ参考にしてください。

■この記事の監修者

忠縄 龍哉(ただなわ たつや)

経歴
  • 愛知学院大学歯学部 卒業
  • 日本大学歯学部付属歯科病院にて勤務
  • 都内歯科医院にて地域医療に従事(訪問診療含む)
  • 都内大型医療法人インプラントセンターにて勤務
  • ただなわデンタルクリニック下北沢歯科医院 開院
  • ただなわデンタルクリニック祐天寺歯科 開院
修了研修・学会等
  • 日本口腔インプラント学会 所属
  • 日本顎咬合学会 所属
  • 日本審美歯科学会 所属
  • UCLAインプラントプログラム 修了
  • サイナスリフトオペプログラム 修了
  • ノーベル・バイオケア 認定
  • オステムインプラント臨床研修歯科医院
  • インビザライン矯正認定ドクター

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