根管治療は痛いの?痛む原因と対処方法を解説
こんにちは。目黒区五本木、東急東横線「祐天寺駅」より徒歩4分にある歯医者「ただなわデンタルクリニック祐天寺歯科」です。
歯科治療の中でも、根管治療(こんかんちりょう)は不安や恐怖を感じる人が多い治療のひとつです。特に「根管治療は痛いのでは?」「治療後に痛みが出るのでは?」といった心配から、治療をためらう方も少なくありません。
しかし、近年は麻酔や治療技術の向上により、痛みを最小限に抑えた根管治療が可能になっています。
今回は、根管治療に伴う痛みの実際や、痛みが出る原因、その対処法について詳しく解説します。
根管治療とは

根管治療は、歯の内部にある神経(歯髄)や血管が炎症や感染を起こしたときに行う治療のことです。虫歯が進行して歯の奥深くまで細菌が到達すると、強い痛みや膿がたまる原因になります。こうした場合、神経を取り除いて根の中を丁寧に洗浄・消毒してから、薬を詰めて密閉します。
根管治療は歯を抜かずに残すための、非常に重要な処置です。治療には複数回の通院が必要ですが、しっかり対応すれば自分の歯を長く使い続けることが可能になります。
根管治療は痛いの?

根管治療に対して「痛そう」「怖い」というイメージを持っている方は少なくありません。実際の治療では、麻酔がしっかりと効いているため、処置中に強い痛みを感じることは多くありません。むしろ、治療前に感じていた虫歯のズキズキする痛みが、治療によって和らぎます。
しかし、治療の途中や終了後に痛みが出ることがあるのも事実です。その原因を正しく理解することで、不安を軽減し、安心して治療に臨めるようになるでしょう。
根管治療中に痛いと感じる原因
治療中に痛みを感じる場合、以下のような原因が考えられます。
炎症が十分に治まっていない
根管治療は、歯の神経がある空間(根管)をきれいにして内部を清潔に保つための処置ですが、炎症がまだ強く残っている状態では治療中にも痛みを感じやすくなります。特に、症状が進んだ状態で治療を始めると、神経が過敏になっており麻酔が効きにくかったり、器具の刺激に反応したりすることがあります。
そうした場合は、複数回に分けて少しずつ治療を進めたり、薬で炎症を抑えてから改めて根管内の清掃を行ったりすることが一般的です。炎症が落ち着いてくると、治療中の痛みも徐々に軽減されていきます。
神経の取り残しがある
根管治療では、歯の内部にある神経(歯髄)を完全に取り除くことが重要です。しかし、歯の根の形は人によって異なり、根の中が複雑に枝分かれしていることもあります。そのため、細い根管の内部に神経の一部が残ったままになることがあり、その部分が炎症を起こして痛みの原因となるケースがあります。
特に、奥歯などは根管の数が多く、見落としが起こりやすい場所です。このような場合には再度治療を行い、残っている神経組織をしっかり取り除く必要があります。
器具が根管内を刺激している
根管の中をきれいにするために使う細い器具が、歯の奥の神経の通っていた部分や根の先端にふれると、鈍い痛みや違和感を生じさせることがあります。特に、根の先にわずかに炎症や刺激が残っている場合、器具が敏感な部分に当たることで神経が反応しやすくなるでしょう。
治療中にずっと続くわけではありませんが、一時的にズーンと響くような感覚が出ることもあります。こうした刺激による痛みは、治療が進むにつれて落ち着いていくことがほとんどです。
根管治療後に痛いと感じる原因
根管治療後に痛みを感じる主な原因は、以下のとおりです。
根管内に細菌が残っている
根管内は複雑な形状をしているため、完全に細菌を取り除くのが難しい場合があります。根管内に細菌が残っていると、治療後に再び感染が起き、炎症や痛みが現れることがあります。
根管治療は1回で終わることは少なく、何度かに分けて丁寧に洗浄と消毒を行うのが一般的です。治療を途中でやめたり、通院間隔が空いたりすると再感染のリスクが高くなります。
根管治療を確実に終えるためには、最後までしっかり通院すること、そして歯科医師の指示に従うことが大切です。
薬剤が根管から漏れ出している
根管治療では、根管の内部を消毒するために薬剤を使用しますが、まれにその薬剤が根の先から外に漏れ出すことがあります。本来は歯の中でとどめておくべきものが外に出ると、周囲の組織に刺激を与え、炎症や強い痛みを引き起こす原因になります。
痛みを感じた場合は、すぐに歯科医師に相談することが大切です。
噛み合わせが悪くなっている
根管治療後の被せ物がわずかに高かったり、噛み合わせのバランスが崩れたりすると、歯に不要な力が加わって痛みを感じることがあります。噛むたびに違和感がある場合や、痛みが強くなっている場合は、噛み合わせを確認して調整してもらうことが重要です。
根管治療中・治療後に痛みがあるときの対処方法

根管治療中や治療後に痛みが出た場合でも、適切に対処すれば、症状を軽減して治療の成功率を高めることができます。以下に、痛みをやわらげるための具体的な方法をご紹介します。
鎮痛薬を服用する
根管治療後に痛みが出た場合でも、多くの場合は市販の鎮痛薬で症状を落ち着かせることができます。歯科医院で処方される痛み止めを使用するのが理想的ですが、自宅にある鎮痛薬を服用するだけでも十分に効果があります。
ただし、薬を飲む際は用量や用法をしっかり守ることが大切です。空腹時の服用や飲みすぎは、体に負担をかける原因になるため注意しましょう。
また、薬を使用しても強い痛みが続く場合や、我慢できないほどの症状がある場合は、すぐに歯科医院に連絡するようにしてください。
患部を冷やす
治療後に歯や歯ぐきがズキズキするときは、頬の上からやさしく冷やすと痛みがやわらぐことがあります。
冷たいタオルや保冷剤を使う場合は、タオルなどで包み、直接あてないように注意しましょう。1回あたり10分から15分程度を目安に冷やし、感覚が鈍くなるほどの冷却は避けてください。
ただし、強い痛みや腫れが長く続く場合は、自己判断せず歯科医院で相談することが大切です。
刺激の強い飲食物は避ける
治療中の歯はとても敏感な状態になっています。そのため、冷たい飲み物や熱い食べ物、辛い料理や硬い食品を摂ると、痛みや違和感が強くなることがあります。痛みがあるときは刺激の強い飲食物は控え、できるだけ柔らかく常温のものを選ぶようにしましょう。
また、治療した歯と反対側の歯で噛むように心がけると、治療中の歯への負担を減らすことができます。こうした小さな工夫が、回復を助けるポイントになります。
噛み合わせを調整する
根管治療後に、噛んだときだけ痛みがある場合は、被せ物や詰め物がわずかに高くなっている可能性があります。噛み合わせにわずかなズレがあるだけでも、歯や周囲の組織に余計な負担がかかり、痛みや違和感の原因となるのです。
この場合は、歯科医院で噛み合わせの高さを微調整すればすぐに改善できることが多いため、早めに再受診して相談しましょう。
早めに歯科医院を受診する
根管治療後の痛みが2~3日以上続く、あるいは日ごとに悪化している場合は、自己判断で我慢せず早めに歯科医院に連絡しましょう。治療後の痛みには自然におさまるものもありますが、なかには再感染など、適切に対処しなければならないケースもあります。
放置すると炎症が広がり、治療のやり直しや抜歯が必要になることもあるため、できるだけ早く歯科医師に相談するようにしてください。何か気になる症状があるときは、遠慮せずに受診しましょう。
まとめ

根管治療は歯を残すために欠かせない大切な処置ですが、その過程で痛みを感じることがあります。治療中の炎症や刺激、治療後の噛み合わせのズレや細菌感染などが原因となって症状が現れるとされていますが、多くの場合は一時的なものであり、適切な対処を行えば落ち着いていきます。
根管治療の痛みが不安な方は、目黒区五本木、東急東横線「祐天寺駅」より徒歩4分にある歯医者「ただなわデンタルクリニック祐天寺歯科」にお気軽にご相談ください。
当院では、皆様と真の信頼関係を築くために、初診のカウンセリングから精密な治療、治療後の予防・クリーニングに至るまで、すべての時間を歯科医師が一貫して担当しています。虫歯・歯周病治療だけでなく、矯正治療やインプラント治療などにも力を入れています。

■この記事の監修者
忠縄 龍哉(ただなわ たつや)
経歴
- 愛知学院大学歯学部 卒業
- 日本大学歯学部付属歯科病院にて勤務
- 都内歯科医院にて地域医療に従事(訪問診療含む)
- 都内大型医療法人インプラントセンターにて勤務
- ただなわデンタルクリニック下北沢歯科医院 開院
- ただなわデンタルクリニック祐天寺歯科 開院
修了研修・学会等
- 日本口腔インプラント学会 所属
- 日本顎咬合学会 所属
- 日本審美歯科学会 所属
- UCLAインプラントプログラム 修了
- サイナスリフトオペプログラム 修了
- ノーベル・バイオケア 認定
- オステムインプラント臨床研修歯科医院
- インビザライン矯正認定ドクター