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歯のコラム

歯の矯正をしたいときに知っておきたい費用の目安と負担を抑える方法!


歯の模型や基本セットと電卓

こんにちは。目黒区五本木、東急東横線「祐天寺駅」より徒歩4分にある歯医者「ただなわデンタルクリニック祐天寺歯科」です。

歯の矯正治療は、見た目の美しさを整えるだけでなく、噛み合わせの改善や虫歯・歯周病のリスク低減、発音や咀嚼機能の向上など、さまざまな健康面でのメリットがあります。

特に大人になってから矯正を始める人も増えており、年齢に関係なく受けられる治療として関心が高まっています。

しかしながら、矯正治療を検討するうえで気になるのがその費用です。治療方法や期間、使用する装置の種類などによって費用は大きく異なり、あらかじめ情報を集めておくことが重要です。

今回は、大人の歯の矯正にかかる費用の相場や、治療のプロセスごとにかかる費用、費用を抑えるための方法などについて詳しく解説します。歯の矯正を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

大人の歯の矯正の費用

ワイヤー矯正の模型とマウスピースを持つ歯科医師とマウスピースの方を指さす患者の手元

ここでは、大人が受ける主な矯正方法ごとの費用を見ていきましょう。

ワイヤー矯正

ワイヤー矯正は、歯にブラケットと呼ばれる小さな装置を取り付け、そこに通したワイヤーに力を加えて歯を少しずつ動かす矯正方法です。幅広い症例に対応できることから多くの方に選ばれています。

ワイヤー矯正には、主に表側矯正と裏側矯正があります。以下にそれぞれ解説します。

表側矯正

表側矯正は、歯の表面にブラケットとワイヤーを取り付けて歯を動かしていく方法です。最も広く行われている矯正治療で、さまざまな症例に対応できます。費用の目安は60万〜100万円程度で、装置の素材によって金額に差が出ます。

金属製のブラケットは費用を抑えやすく、セラミック製のブラケットは目立ちにくい反面、やや高額になる傾向があります。

裏側矯正

裏側矯正は、歯の裏側にブラケットとワイヤーを取り付ける矯正方法です。口を開けたときに装置が見えにくく、見た目を気にせずに治療を進めたい方に選ばれています。

ただし、装置の設計が複雑になりやすく、歯科医師の技術も求められるため、費用は100万〜150万円程度と高めになります。装置が舌に近いため、話しづらさを感じやすい点はデメリットといえるでしょう。

マウスピース矯正

マウスピース矯正は、透明なマウスピースを一定期間ごとに交換しながら歯を少しずつ動かしていく矯正方法です。

装置が目立ちにくく、装着中も自然な印象を保てるため、大人の矯正として高い人気があります。自分で取り外しができるので、食事や歯みがきがしやすいのも大きなメリットです。

費用の相場はおおよそ70万〜100万円ほどですが、前歯のみなど軽度の矯正であれば30万〜60万円程度におさまるケースもあります。

歯の矯正治療に保険は適用される?

歯科医院の受付で笑顔の歯科衛生士

歯の矯正治療は、基本的に保険適用の対象になりません。自由診療にあたるため、費用は全額自己負担となることがほとんどです。

ただし、特定の条件を満たす場合には保険が適用されることもあります。たとえば、唇顎口蓋裂やダウン症候群などの先天性疾患がある場合や、噛み合わせに大きな問題がある顎変形症と診断された場合には、保険が適用されることがあります。

顎変形症は、あごの骨にズレやゆがみがある状態で、日常生活に支障をきたすような場合には外科的な手術と併せて矯正治療が行われます。これに該当する場合は、保険適用の対象となります。

ただし、保険適用の対象になるかどうかは症状の内容や診断結果によって異なるため、まずは歯科医院で相談することが大切です。

歯の矯正治療の流れごとの費用

撮影したレントゲン写真を指さし説明する歯科医師

矯正治療には、初診から装置の装着、治療後の保定まで複数の段階があり、それぞれに費用が発生します。段階ごとの費用の目安を確認しておきましょう。

初診・カウンセリング

矯正治療の最初のステップは、歯科医院での初診とカウンセリングです。この段階では、歯並びや噛み合わせの状態を確認し、矯正が必要かどうか、どのような方法が適しているかなどを相談します。

費用は無料の歯科医院もありますが、有料の場合は3,000円〜5,000円ほどが目安です。不安や疑問を解消する大切な機会となるため、遠慮せずに気になることを相談しましょう。

精密検査・診断

矯正治療をはじめる前には精密検査を行います。口の中の写真撮影、レントゲン撮影、歯型の採取などを行い、歯やあごの状態を正確に把握します。この検査結果をもとに、治療計画が作成されます。

検査と診断にかかる費用は、2万円〜5万円ほどが相場です。精密な診断は治療の成功に欠かせない重要なステップです。

矯正装置

実際に装着する矯正装置の費用は、治療全体のなかで最も高額な部分です。ワイヤー矯正やマウスピース矯正など、選ぶ矯正方法によって費用は大きく異なります。一般的には60万〜150万円の範囲となりますが、部分矯正や軽度の症例では30万円〜60万円程度で済む場合もあります。

定期検診・調整

矯正装置を付けたあとは、歯の動きを確認したり、装置を調整したりするために、定期的に通院する必要があります。1回あたりの費用は5,000円〜1万円ほどが目安です。歯科医師の指示どおりに通院することで、歯が計画通りに動き、理想的な仕上がりへとつながっていきます。

保定期間

矯正装置を外したあとも、歯はすぐには安定せず、元の位置に戻ろうとする力が働きます。そのため、治療後には保定期間という大切なステップがあります。この期間にはリテーナーと呼ばれる保定装置を使い、歯並びを安定させます。

保定装置の費用は2万円〜5万円ほどが目安です。また、定期的なチェックのための通院も必要になります。保定期間は1年から数年続くこともありますが、美しい歯並びを長く保つために欠かせない工程です。

歯の矯正にかかる費用負担を抑えるには

ローンのイメージ

矯正治療はまとまった費用がかかりますが、工夫次第で経済的な負担を軽くすることも可能です。ここでは、無理のない範囲で治療を進めるための方法をご紹介します。

分割払いやデンタルローンを活用する

矯正治療の費用は一括で支払うと負担が大きく感じられることがあります。

多くの歯科医院では、月々の支払いに分ける分割払いや、専用のローンを利用することができます。デンタルローンを活用すれば、治療費を数年にわたって月々一定の額で支払えるため、家計の負担を減らすことができます。

ただし、デンタルローンを利用する場合には金利がかかるため、最終的な支払総額は一括払いよりも高くなる場合があります。契約前には、金利や手数料についてしっかり確認することが大切です。

医療費控除を活用する

医療費控除とは、1年間に支払った医療費が一定額を超えたときに確定申告することで、税金の一部が還付される制度のことです。矯正治療も、治療を目的として行われていると認められれば医療費控除の対象になります。

たとえば、噛み合わせの改善や発音・咀嚼の機能回復が目的とされている場合には医療費控除の対象になる可能性があります。

一方で、見た目の美しさだけを目的とした場合は対象外となることが一般的です。

医療費控除を活用することで、治療にかかる費用自体を安くすることはできませんが、経済的な負担の軽減につながります。治療開始前に、医療費控除の対象になるかどうかを歯科医院で相談しておくと安心です。

複数の歯科医院を比較する

矯正治療の費用や治療内容は、歯科医院ごとに違いがあります。治療にかかる費用だけでなく、使用する装置の種類や治療方針、アフターケアの内容などを比べることで、より納得のいく選択がしやすくなります。

初回相談を無料で受けられるところも多く、事前に複数の歯科医院で話を聞いてみるのは有効な手段です。料金だけで判断せず、説明の丁寧さや歯科医師との相性なども含めて検討することが大切です。

まとめ

部屋でギターを弾く男性

歯の矯正治療は、見た目の印象を整えるだけでなく、噛み合わせの改善やお口の健康維持のためにも重要な治療です。治療方法や使用する装置の種類によって費用は大きく異なり、さらに通院回数や保定期間など、長期間にわたる管理が必要になります。

費用は高額になることもありますが、分割払いの利用や医療費控除の活用など、負担を軽減するための方法もいくつかあります。まずは自分に合った治療方法を知り、信頼できる歯科医院を見つけることが大切です。

矯正治療を検討されている方は、目黒区五本木、東急東横線「祐天寺駅」より徒歩4分にある歯医者「ただなわデンタルクリニック祐天寺歯科」にお気軽にご相談ください。

当院では、皆様と真の信頼関係を築くために、初診のカウンセリングから精密な治療、治療後の予防・クリーニングに至るまで、すべての時間を歯科医師が一貫して担当しています。虫歯・歯周病治療だけでなく、矯正治療やインプラント治療などにも力を入れています。

治療メニュー一覧はこちらご予約も受け付けておりますので、ぜひ参考にしてください。

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